ライフプラン・キャリアプラン研究所について

【人生マネー設計】マネー設計地図を作り自分の人生をコントロールしよう!

こんにちわ。ライフプラン・キャリアプラン研究所(@life_career_lab)です!
とても久しぶりの更新になってしまいましたが如何お過ごしでしょうか?

さて、今回は将来についての不安に関して
このような質問を頂きましたので、お答えしていきたいと思います。

質問者

いま付き合っている彼と結婚したいのですが、ふたりとも収入は多い方ではありません。
貯金もまだそんなに貯まってないし、子供は欲しいけれど、私たちの収入で子供が育てられるのか不安です。結婚して子育てするには、どれくらい貯金をしたらいいのでしょうか?

将来への不安についての質問はライフプラン・キャリアプラン研究所にも多く寄せられます。
誰でも未来の自分と家族が幸せに暮らせているのか…考えると心配になってしまいますよね。

安心して将来を暮らすことや、夢を叶えるためには、いつ、どのくらいのお金が必要で、それを用意するにはどうしたらいいのか?今回のブログでは、こんなお悩みを持つ方にとって必読して頂きたい内容になっています。

自分らしい、家族らしい、そんなマネー設計をしっかりと構築して、あなたらしい人生をあなた自身でしっかりコントロールしていきましょう!

マネー

確かに人生には大きなお金が必要な時期があるし、将来のことを考えると不安が出てくるよね。でも、どんな時にいくら必要なのか?事前に準備と対策をしておけば、きっと不安は軽減されるはず!僕たちも一緒に勉強していくから、きみも一緒に学んでいこう!

目次

将来漠然とした不安を抱えているなら、お金の人生設計地図を作ろう!

人生設計(ライフプランニング)を立てることで不安の9割は解消される!

人生にはたくさんのイベントがありますよね。就職、結婚、出産、教育、マイカーマイホーム購入などなど…これらのライフイベントやあなたの目標や夢を実現するためにどの位のお金が必要なのだろうか?そんな漠然とした不安を消してくれるものが、人生設計(ライフプランニング)です。

あなたの人生は世界でたったひとつのもの。人生設計地図には、あなたの価値観、生きがい、収入・支出、夢・目標すべてを盛り込んで作り上げるものです。

人生の設計図を作ることにより、現状の把握や将来への備え、リスクの管理ができます。航海図を持たずに船出するなんて危険ですよね。

また、人生計画地図は時々進行・達成状況を確認して修正することが必要です。この地図はあなたが人生の海を進んでいくためになくてはならないものなのです。

キャリア

何かをコントロールするためには、コントロールしたいものをよく知る必要があるんだ。

人生のお金の流れを予測・計画することで幸せで充実した人生の道しるべを作ろう

将来のことは心配だけど、計画通りになんて行くのかな?と不安になる気持ちはとっても理解できます。

不確定なことをあれこれ考えなければならない人生設計はとても難しく感じたり、無意味に感じたりする人もいます。脳はそもそも未来のことを考えるのは得意ではないからです。

しかし未来を考えるということは、予言者のように未来を予知することとは全く違います。過去の記憶や現在の状況など、すでにある情報を照らし合わせて予測して、道を定めるのです。

そのためには、しっかりと必要な情報を揃えなければなりません。時間軸を明確にして具体的・数字的に人生を設計します。

プラン

作り込んでいく作業は、手間がかかるけど、最初にしっかりとしたライフプランを立てることで、幸せで充実した人生の道しるべができるよ!

人生マネー設計の流れ

ただでさえ不確定な未来。人生をコントロールしながら進むにあたって、あなたの助けとなる地図を作るためには、できる限りたくさんの情報が必要です。

メモ用紙に数本の線、現在地と目的地だけの地図をもって目的地を目指すより、例えば『株式会社ゼンリン』の詳細な地図を持っていた方が、いざ何かのトラブルがあって、予定の道から外れてしまった場合でも、目的地に向かう道に復帰する手がかりが得やすいでしょう。

つまり、あなたの人生設計地図も、情報を多く詰め込んでおいた方が、将来やってくるイベントやそれにかかる費用、リスクなどがよりはっきりと展望できますし、将来何か予定外のことが起こった時に対処の助けにもなるのです。

まずは現状を具体的・数字的に把握する

そんなに細かく計画を立てる必要あるのかな?と思うかもしれませんが、あなたの生活の中にあるお金の動きは複雑で、把握しているつもりで把握していない支出や工夫次第で節約できる支出があるかもしれません。そのため、正確に知っておく必要があります。

しかし私たちの脳は一度にたくさんの事柄にスポットライトを当てて処理することはできません。せいぜい2~3個の事しか一度に考えられないのです(個人差はありますが)。

出典:デイビット・ロック『最高の脳で働く方法』

このため、私たちは物事の設計計画などたくさんの事柄が複雑に関係して成り立つことを全体的に考える際には、書き出して可視化する必要があります。紙でも構いませんし、PC上のドキュメントや表計算ソフトを利用してもいいでしょう。

まずは、あなたの現在のお金の流れを徹底的に書き出してみましょう。お金の流れは動きの活発な「家計」と、家計よりも緩やかな動きの「資産」に分けて考えてみましょう。

家計
  1. 収入…給料、利子、配当など
  2. 住居費…家賃、住宅ローン、固定資産税、水道料、設備修繕費、家具、食器など
  3. 通信費…電話代、インターネット代、切手代、テレビの受信料など
  4. 食費…食料品、飲料、酒、おやつなど
  5. 交通費…日常利用する交通機関の利用料金やガソリン代
  6. 車両費…自動車ローン、車検、修理など
  7. 被服費…衣料品、タオル、寝具、靴、カバン、仕立て代、洗濯代など
  8. 教養・娯楽費…教養、娯楽、趣味、ペット、旅行、外食など
  9. 貯蓄…銀行預金、生命保険、有価証券、社内預金など
資産
  1. 金融資産…現金、銀行預金、生命保険(掛け捨ては含まない)、有価証券、社内預金など
  2. 実物資産…家、土地、自動車、家具、電化製品など
  3. 負債…住宅ローン、自動車ローン、奨学金など

金融庁の家計管理シュミレーターで簡単にあなたの収入・支出の可視化ができます。

参考:金融庁『家計管理シュミレーター』

これからのライフイベントを考える

人生には様々なイベントがやってきます。それぞれにかかる金額も価値観や好みにより変わります。

まずはあなたの将来のライフイベントをいつ・どれくらい・どのようにするのかを設定しましょう。ライフイベントにかかる費用は参考となる目安の金額を下記から調べることができますので、そこからあなたらしくカスタマイズした金額を考えてみましょう。

出典:金融庁『人生設計としてのライフプラン』

ライフプランの例
  1. 成人…国民年金に加入、運転免許取得、自動車購入など
  2. 就職…厚生年金、組合健康保険、雇用保険などへの加入
  3. 結婚…入籍、結婚式、新婚旅行など
  4. 引っ越し…転出、転居、転入
  5. 妊娠・出産…妊娠、出産準備、出産
  6. 子育て…子育て支援金の需給、乳幼児健康診査、予防接種、保育所・学童保育
  7. 教育…幼稚園入園、小学校入学、中学校入学など
  8. 転職…退職、求職、入社
  9. 介護…介護認定、介護サービスの利用、介護休職、介護休暇
  10. 退職…健康保険、介護保険、年金、失業保険などの手続き、退職金の有無と額
  11. 年金受給…年金の受給開始を申請
  12. 親族の死亡…相続、葬儀埋葬

出典:首相官邸資料『ライフイベントの分類』

※各ライフイベントにかかる費用は下の日本FP協会が提供する物の他にも、金融庁が作成する『基礎から学べる金融ガイド』(p.5,p.6)でも参考金額を調べることができます。

出典:日本FP協会『主なライフイベントにかかる費用の目安』

自分の目標や夢を明確にする

あなたの人生を幸せに、あなたらしく生きるために、あなたの目標や夢を人生計画地図に盛り込みましょう。具体的に目標や夢を書き出し、いつ達成するかを設定したら、そこから逆算して達成のためにクリアする小さな目標を作ります。

この小さな目標にも、いつクリアするのか、いくら費用がかかるかなど、予想できるものは書き出してみましょう。

プラン

ライフプランを決めるタイミングで、改めて自分の夢について考えてみてもいいよ!目標達成にはどうしたらいいか、具体的に考える機会にしよう!

キャッシュフロー表を作る

キャッシュフローとは、収入から支出を差し引いたお金の流れのことです。キャッシュフロー表では今の収支の状況と将来のライフプランから、今後のキャッシュフローの推移を予測します。

キャッシュフロー表を作ることにより、家計の問題点を見つけることができたり、ライフイベントやあなたの目標・夢の達成のためにいつ・どれくらい・どのように備えたらいいのかを計算することができます。

出典:日本FP協会『便利ツールで家計をチェック』

ツールを使って診断してみよう

金融庁や日本FP協会をはじめ、様々なキャッシュフロー表作成ツールがインターネット上で利用できます。これらのツールは簡単な入力項目から構成されていて、大まかなあなたのキャッシュフローの推移を見ることができます。

参考:金融庁『ライフプランシュミレーション』

FP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのもオススメ!

ライフプランニングを自分自身で作り上げることも大事ですが、より詳細なあなたのオーダーメイド人生計画地図を作るために、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみることはとってもオススメです。あなたの現状の把握から将来の計画、家計の改善策の提案、定期的な見直しなど、必要な知識を備えたプロフェッショナルがサポートしてくれます。

初回無料相談やオンラインでの相談に対応していることもあり、インターネットで料金やサービスの比較もできます。それではFPに相談する前に知っておきたい知識を確認しておきましょう。

※保険の営業などセットになっているライフプランナーではなく、純粋にライフプランのみを手伝ってくれるファイナンシャルプランナーを探しましょう!ファイナンシャルプランナーについて詳しくは次の項目で説明します。

FP(ファイナンシャルプランナー)とは?

FPは家計に関わる金融・税制・不動産・ローン・保険・教育・年金など、幅広い知識を備えています。あなたの目標や夢・ライフイベントを実現に導くために、経済的な側面から計画を立て、サポートする専門家です。

信頼できるFPを探す時は以下の3点を必ず確認しましょう。

  1. 経験豊富であること
  2. 情報開示をしっかりとしていること
  3. 商品販売のスタンスを明示していること

出典:金融庁『有識者コラム 心とお財布が幸せになる!お金との付き合い方』(2018年2月28日)

FP三種の神器!

FPはライフイベント表・キャシュフロー表・個人バランスシートを駆使して、あなたの人生計画をサポートしてくれます。

  • ライフイベント表…家族のイベントと必要な資金を時系列にまとめたもの
  • キャッシュフロー表…現在の収支や将来の収支、貯蓄残高の予測と分析
  • 個人バランスシート…ある時点での資産や負債のバランスを分析

これらの表を作るために、FPに相談する時は以下の資料を用意しておきましょう。

  • 保険証券・保険の契約内容
  • 年金定期便・個人年金などの証券
  • 金融資産の明細書
  • 住宅ローン返済計画・残高証明書
ライフ

ファイナンシャルプランナーはとっても心強いんだね!でも、どれもあなたの大切な個人情報。信頼できるFPをしっかり選びましょう!

あなたに合ったFPに相談して人生計画地図を作る!

信頼できるFPの中から、あなたの相談したいことに強い、あなたに合ったFPを選ぶことが大切です。FPによって得意分野はさまざまで、企業に属しているのか、独立したFPなのかも注意したいポイントです。

自分に合ったFPの選び方の参考として、日本FP協会は以下の5点を挙げています。

  1. FPの資格を持っているか
  2. 得意分野
  3. 相談したい分野の相談経験
  4. 相談料
  5. 他の専門家とのネットワーク

出典:日本FP協会『信頼できるFPの選び方』

料相談などを利用して複数のFPに相談してみるのも、あなたに合ったFPを見つけるのに有効な方法ですFPはそれぞれ考え方や得意分野もさまざまですから、比較してみて自分に合ったFPを選べばいいのです。

FPは税務相談、法律事務、保険の募集、金融商品の投資判断の助言などは、それぞれの資格を持たない限り個別で具体的な相談・書類の作成はできません(誰にでも当てはまる一般的な知識や公開されている情報の提供はできます)。必要な時に信頼できる各専門家と素早く連携の取れるFPだと安心ですね。

繰り返しになりますが、FPの中には保険募集の資格や金融商品取引業者の資格も持っている人もいます。そのため、企業に属していて、自社商品を売ることを目的にしているFPには気をつけましょう。

ライフプラン・キャリアプラン研究所からオススメできるFPとの出会いがあれば、こちらのブログなどでも紹介していきたいと思います!※2022/04/11現在は出会いがないので、上記に気をつけて皆さんでFPを探してみてください★また、いいFPの方がいたら是非ご紹介してくださいね!

マネー

企業に属しているFPのすべてが悪いわけではないけれど、目的が「あなたの幸せな人生」より「自社商品の売上・自身の成績」を優先していないか、見極める必要があるね。

いざ、あなたの人生設計地図とともに!

「将来が不安」「毎日が楽しくない」「目標を決めても達成できない」という人の多くが、自分の現状や将来のライフイベント・お金の流れを把握できていなかったり、目標のために何をすべきかを具体的に考えていなかったりします。ぼんやりした将来像は何が起こるかわからなくて人を不安にします。また、目的のない毎日は退屈で、階段やハシゴなしでは高い目標にはたどり着けません。

人生計画地図を本気で作ることで、あなたの人生の目標や家計の問題点、将来想定されるリスクなどを明確に知ることができます。さらには「あなたの本当の幸せ」「あなたの人生の目的」「あなたの長所・短所」などと向き合い、あなた自身をより深く理解する機会になります。

地図のない航海は危険。あなただけの人生の航海図を作って、大海原を進みましょう!

キャリア

計画は目標から逆算して何をすべきか考えるもの。目標をあなたが行動に移せるレベルまで分解して、具体的にどんな風に行動していくのか、そのための人生設計地図を一緒に作っていこう!

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