ライフプラン・キャリアプラン研究所について

老後のために資産を貯めるなら、現金じゃなくてiDeCoとNISAを利用しよう

こんにちわ。ライフプラン・キャリアプラン研究所(@life_career_lab)です。

今回は、資産形成に関するお悩みを頂きましたので、早速見ていきたいと思います!

質問者

こんにちわ、30代会社員です。年金問題や将来の不安から、資産を貯めたいと考えているのですが、種類もいろいろあり、また損をしてしまうかもしれないという不安もあります。何から始めれば良いのでしょうか?

数年前の話にはなりますが、年金2000万円問題という話題が大きく取り上げられたことがありましたよね!確か、試算し直してみると、もらえる年金だけで足りたということでしたが、そのころから老後への関心が大きくなり、資産形成という言葉が多く取り上げられるようになったように感じます。

ただ、資産を貯めるといっても何から手をつけていいのか分からないですよね。

と言うわけで、今回は

  1. 老後のための資産形成が不安なので学びたい
  2. 資産運用を何から始めれば良いか分からないので教えて欲しい

このような思いがある方に向けて、老後のために投資初心者の方が失敗しにくい資産形成方法をお伝えします!

マネー

資産形成はなるべく早く始めることが大切!きちんと知識を学ぶことで損する可能性を減らすことができるから、一緒に学んでいこう!

目次

資産を貯めるなら、iDeCoとNISAを利用しよう

結論から言ってしまうと、老後の資産形成のために備えるならiDeCo(イデコ)かNISA(ニーサ)がおすすめです。それは、銀行への預貯金ではほとんど利息がつかなくなってしまったからです。イデコ?ニーサ?と思った方も、後ほど詳しく開設していますので安心してくださいね!

昔は、老後のための備えとして銀行口座に現金で貯蓄をしていくことが主流でした。しかし、現在では、超低金利政策の関係で銀行に預金していても貯金額はほとんど増えなくなりました。多くの銀行では金利が0.001%となっており、10万円預けても1年間で100円しか増えません。コンビニのATMで現金を一回引き出す手数料よりも少ない金額です。

その点、iDeCoやNISAなら安定性の高い商品を選ぶことができ、NISA口座で投資信託を運用した場合には、年利で1%以上になることも多くあり、預貯金の金利以上の運用益を受け取れることもあります。

では、iDeCoやNISAは一体どういったものなのでしょうか?見ていきましょう!

iDeCoとNISAは国から推奨されている資産運用制度です

iDeCoとNISAは、国から推奨されている、株式や投資信託に利用できる資産運用制度です。

それぞれ節税効果があることもメリットですが、少ない金額から安定的な資産形成を行えるところが資産形成初心者の方にとってもオススメの制度です。それでは、iDeCoとNISAはそれぞれどのような制度なのか、特徴と違いを比べていきたいと思います。

ライフ

iDeCoやNISAは節税効果があったり、初心者向けの資産運用制度であったりと共通点が多いけど、いろいろ違うポイントもあるのよ!一緒に見ていきましょう!

iDeCo(イデコ)とは何か?

iDeCoは個人型確定拠出年金と呼ばれる私的年金制度です。月々掛金5000円から積立を始めることができ、投資信託などに積立投資した運用益で資産を増やしていきます。投資というよりは、年金積立に近いので、積立した費用と運用益を60歳から受け取ることができる制度です。

特徴は以下の通りです。

iDeCoの特徴
  • 掛金が全額所得控除になるので節税効果が高い
  • 利息や運用益にかかる税金20%が非課税になる
  • 定期預金や保険商品などの元本確保商品を選べる
  • 運用状況によって資産が減少することがある
  • 原則60歳まで運用中の資産を引き出すことができない

掛金が全額所得控除になり、住民税や所得税の負担が軽減されるので、年間の負担は払った金額より少なくなることは大きな特徴で、現金で貯金していた場合には得られないメリットです。

また、元本が確保された商品もあるので、増やすメリットより減らない方が大切という方もiDeCoで老後に備えることができます。

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NISA(ニーサ)とは何か?

NISAは、小額投資非課税制度といわれる制度で、毎年一定金額範囲内で購入した金融商品から得られる利益が非課税になり、税金がかからなくなる制度です。本来、普通の投資口座から株式や投資信託などの金融資産を購入した場合、約20%の税金がかかります。ですので、利益が非課税になるというのが最大のメリットになります。

NISAには、一般NISAとつみたてNISAがあり、非課税機関や年間の購入制限金額に違いがあります。まずはどのような特徴があるのか見ていきましょう。

NISAとつみたてNISAの特徴は以下の通りです。

NISAと積立NISAの特徴
  • 利益や配当金、分配金などの運用益が非課税になる
  • 毎月1000円や100円の少額から始められる
  • 上限が決まっている(NISAは毎年120万円、つみたてNISAは40万円)
  • 非課税期間が決まっている(NISAは5年間、つみたてNISAは20年間)
  • つみたてNISAは金融庁が定めた公募株式投資信託のみなので安定性が高い
  • いつでも引き出し可能

iDeCoと同じ様に、運用益が非課税になることは一般NISA、つみたてNISAに共通した特徴です。

老後の備えとして貯める場合は、つみたてNISAの方が非課税期間が20年と長く、金融庁が定める長期、積立、分散の項目を満たした損をしにくい商品が対象となるので、資産運用を何から始めれば良いか分からない、という方にはつみたてNISAから始めるのがおすすめです。では次に、iDeCoとNISAにはどんな違いがあるのか具体的に見ていきましょう。

ライフ

国が推奨するだけあって、両方とも非課税や節税効果が充実してるわね!これからは、税金に対しても強い知識が必要ね!確か2022年4月から高校家庭科で、資産形成の勉強が始まるようよ!

iDeCoとNISAの違いを知り、自分に合った制度を利用しよう!

iDeCoとNISAは、資産運用初心者の方が始めるのに適した制度ですが、非課税対象、適用期間と金額、最低投資額、引き出し可能期間にはそれぞれ違いがあります

自分の状況に合ったものを選ぶために、違いをしっかり理解しておきましょう。

スクロールできます
iDeCoつみたてNISA一般NISA
非課税対象掛金、運用益運用益運用益
非課税期間60歳まで開始から20年開始から5年
非課税対象金額自営業、会社員などで異なる毎年40万円まで毎年120万円まで
最低投資額5000円~金融機関、商品により異なる金融機関、商品により異なる
引き出し可能期間60歳以降いつでもいつでも
対象商品投資信託金融庁が定めた投資信託株式・投資信託
ビジョン

どんな目的で資産運用をするのか考えてからiDeCoやNISAを選択することが大事よ!何をするにも目的を持つことは大切ね!

iDeCoがおすすめなのはこんな方

iDeCoがおすすめなのは、以下の特徴をもった方です。

iDeCoがおすすめなの方

・老後の備えとして資産運用を行うので途中で引き出すことが無い

・とにかく安定性のある資産運用を行いたい

iDeCoのデメリットとして、原則60歳まで掛金を引き出すことができません。

例えば、結婚資金や子どもの進学費用など、大きなお金が必要になってもiDeCoから出すことはできないので、大きなライフイベントには他の方法で備えておく必要性があることには注意した方が良いでしょう。元本確保商品などの安定性に優れたものもあるので、とにかく安定して資産運用を行いたい方にはおすすめです。

一般NISAがおすすめなのはこんな方

一般NISAがおすすめなのは、以下の特徴を持った方です。

一般NISAがおすすめな方

・自分から積極的に投資にチャレンジしてみたい

・つみたてNISAより多くの投資金額を運用したい

一般NISAは、iDeCoやつみたてNISAに比べるといろいろな商品から選ぶことができるので、自分考えて投資にチャレンジしてみたい方には特におすすめできる資産運用方法です。年間の非課税対象金額も120万円と高いので、投資資金に余裕がある方は挑戦して見るのも良いかもしれません。

つみたてNISAがおすすめなのはこんな方

積立NISAがおすすめな方

結婚費用、子どもの進学費、などのための資産形成も行いたい

少ない金額で資産運用を始めたい

つみたてNISAは、年間の非課税対象額は40万円なので月3万円ほどになります。あまり一度に投資することには向いていません。その分、積立ても必要な時に使えない、ということがなく、いつでも引き出すことができ、安心して資産形成の資金に回すことができるのは大きなメリットではないでしょうか。

マネー

それぞれの制度の特徴をおさえておくことで自分にあった資産形成方法を見つけることができるよ!

まとめ:iDeCoやNISAを使えば無理なく安心して金融資産を貯められる

ここまで、老後のために資産を貯める資産形成の方法をお伝えしてきました。預貯金に比べるとiDeCoやNISAが、節税制度や年利率に優れており、長期的に資産運用を行ってくれるので、資産形成に向いていることがお分かりいただけたと思います。

1つの方法を選んで資産形成を行っていくことも良いですが、老後の資金はiDeCoで、準備資金はNISAで、緊急資金は現金でなど、複数の方法で資産形成を行っていくことで、より不安の少ないライフプラン立てることができるかもしれません。

アクション

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それでは!

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